訓練方針

 キジマ警察犬訓練所では犬たちが本来持っている特性を最大限生かして警察犬などの
使役犬として活躍できるように、その犬の特徴や性格をよく見極め、犬の能力にあわせた
訓練を行います。
 それには犬が喜んで訓練について行けるよう、時間をかけ うまくできたときには大いに
褒めてやり、犬と指導手が一緒に喜びながら一つ一つ技を習得することに心がけています。
 又、家庭犬のしつけにおいて最近一番困っていることは、犬が飼い主の言うことを聞かない
権勢症候群になっていることです。それは、子犬の時のあまやかしから起こるものです。
当訓練所では、こういったことを改善するために飼い主に対しての服従心を植え付けることから
訓練に入ります。それには犬が指導手の言うことに反応してくれたときや、うまくできたときには
大いに犬を褒めてやり、犬が嫌がらず喜びながら訓練できるよう心がけています。第一に褒める
ことを基本に訓練しています。
 次に飼い主さんに対する指導ですが、子犬を預かって一ヶ月間は面会できませんが、その後は
訓練の進歩状況に応じて飼い主さんにも参加してもらいます。犬の扱い方や指示の仕方を習得
していただき、犬が卒業して家に帰ってからも困らないよう飼い主さんへの指導もいたします。